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皆さんこんにちは!
富山県富山市、南砺市を拠点に解体工事を手掛けている
中越工業株式会社、更新担当の富山です。
〜歴史を受け継ぎ、新たな空間へ〜
かつて日本の農家や商家に欠かせなかった「蔵」。
厚い土壁と重厚な瓦屋根で、火災や湿気から大切な米・味噌・道具などを守ってきました。
今回解体を行った蔵も、長年にわたり家族や暮らしを支えてきた存在です。
白壁が青々とした木々の緑に映え、凛とした佇まいを見せていました。
しかし、経年による劣化は避けられません。
外壁には雨漏りや崩れが見られ、維持管理が難しい状態となっていました。
そこで今回、思い切って蔵を解体し、土地の再活用を進めることとなりました。
白壁と黒瓦の美しいコントラストが残る蔵。
周囲には家庭菜園が広がり、伝統的な住まいの一角を担っていました。
建物自体はまだしっかりした存在感を放っていましたが、壁の一部は剥がれ落ち、雨風による傷みが進行しているのがわかります。
解体工事は、この「思い出を壊す」だけの作業ではなく、「次の時代につなげる」ための大切な工程です。
蔵の解体は、一般的な建物の解体よりも慎重さが求められます。
周囲の母屋や庭を傷つけないよう養生を徹底
土壁・瓦・木材などを丁寧に分別処理
重機と手作業を組み合わせ、安全第一で作業
瓦を一枚ずつ外し、土壁を崩しながら、徐々に建物を解体していきました。
長年そこにあった蔵が姿を消していく様子は、工事に携わる私たちにとっても感慨深い瞬間です。
工事が終わると、視界が一気に開けました。
かつて蔵があった場所はすっきりと整地され、青空の下に広い空間が広がっています。
重厚な建物がなくなったことで、母屋や周囲の建物の姿もより引き立ち、空気も軽やかに感じられます。
「ここに蔵があった」という記憶は写真と心に残り、土地は次の活用に向けて新しい一歩を踏み出しました。
蔵の解体は、単なる取り壊しではなく「暮らしの歴史を区切る作業」です。
長年守られてきた空間を記録に残し、整理し、新たな利用へとつなげることで、地域や家族の未来に活かすことができます。
今回の工事を通じて、改めて「建物が担ってきた役割」と「次世代につなぐ大切さ」を実感しました。
次回もお楽しみに!
中越工業株式会社では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
富山県富山市、南砺市を拠点に解体工事を手掛けております。
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
皆さまのご応募を心よりお待ちしております!